今回のイケてるクラブ（イケクラ）では、ビジネスプロデューサーとして数々のヒット商品を手掛けた福岡英一（ふくおかえいいち）さんをゲストに迎え、独自のマーケティング手法やブランディングの秘訣について伺いました。『カビキラー』から始まったマーケティング革命── 福岡さん、本日はよろしくお願いします。福岡：よろしくお願いします。── 最初に、福岡さんのキャリアスタートについて教えてください。福岡：新卒で入社したのは「ジョンソン」という会社で、『カビキラー』という製品に出会いました。当時、お風呂用洗剤市場はすでにありましたが、『カビキラー』は「汚れではなくカビを取る」という新たな発想で新市場を創出し、競争を避けるマーケティング戦略を学びました。香水業界で起こしたユニセックス革命── その後、香水業界へ移られたとのことですが？福岡：はい、次にパルファム・ジバンシイに移り、日本市場の立ち上げに携わりました。特に『ウルトラマリン』という香水をユニセックスとして仕掛け、女性誌を起点にトレンドを生み出しました。これが男性向け香水としても人気を博し、百貨店でも驚くほど売れました。ブランド構築の本質を学んだ『KENZO』の経験── ブランド構築で印象的だったエピソードはありますか？福岡：LVMHグループのKENZOの日本支社を任された時、「ビジネスさえも詩的（ポエティック）に表現すべき」と教えられました。売れるからと安易にピンク色の香水を作るのではなく、ブランドの哲学に忠実であることの重要性を強く意識しました。『カビキラー戦略』の現代的活用法とは── 現代のビジネス環境でのマーケティングのポイントは？福岡：基本は『カビキラー戦略』です。市場にまだないもの、新しい市場を作る発想を大事にしています。そのために業界を超えた視点を持つようにしていて、例えば化粧品に限らない視点で新しい「美」を考えることが重要だと思っています。福岡流・人生と仕事の哲学── 福岡さんの仕事や人生におけるポリシーを教えてください。福岡：私は組織に依存せず、プロフェッショナル同士のゆるやかなネットワークで課題解決を図るスタイルを貫いています。一人で独立しているけれど、多くの専門家と連携し、効率的かつ柔軟にプロジェクトを推進しています。注目する次世代ビジネス『目』への挑戦── 今後注目しているビジネス領域はありますか？福岡：注目しているのは「目」の分野です。デジタル化による視力の健康問題に着目し、コンタクトレンズを通じた美容や健康のソリューションを考えています。保湿効果や美容成分を備えた新しいコンタクトレンズなど、これから非常に面白くなると思います。この対談の続きは動画で！福岡さんが語るビジネスの真髄や今後の展望を、さらに詳しく知りたい方はぜひ動画をご覧ください。👉 【IKETERU CLUB】福岡さんのインタビュー動画を視聴する新しい市場を作り出すビジネスヒント満載！イノベーションを起こしたい方は必見です！